AIの基盤のロードマップ
AIの基盤のこれからと増える仕事
AIの利用が広がり、データセンターの需要が急速に増えています。そのため、国は、電力と通信の設備を一体で整え、データセンターの整備を進めています。
データセンターで増える電力
データセンターの新増設で増える最大の電力は、2030年度に328万kW、2035年度に661万kWになる見込みです。
国が進めるデータセンターの整備
国は、電力と通信を一体で整えるワット・ビット連携で、データセンターの整備を次の順に進める方針です。
01今ある送電網の余力を使う
データセンターは、まず、送電網に余力があり、早く電気を送れる場所に建てられます。そのため、新しい送電線を待たずに建てられる場所で、建物と電気・冷却の設備の工事が進みます。
この段階で増える仕事
02新しい集積拠点を作る
国は、1か所でGW級(100万kW級)の電力を使うデータセンターの集積拠点を複数作るため、地域を選び、電力と通信の設備を先に整える方針です。大規模な送配電設備の整備では、工事をする人と会社の確保が課題です。
この段階で増える仕事
03データセンターを各地域に分散する
労働力不足を補うロボットの制御などのAIの推論(学習したAIに答えを出させる処理)のため、データセンターを各地域に置く動きが、今後始まる見込みです。国も、データセンターの地方分散とオール光ネットワーク(光のまま信号を送る通信網)の全国的な整備を進めます。
この段階で増える仕事
今の経験ごとにできること
AIの基盤の仕事は、今の経験によって、担当できる場面が変わります。
- 未経験の人データセンターの新増設で、建物と電気・冷却の設備の工事が続きます。未経験の人は、まず現場の仕事から入れます。
- 電気の経験がある人データセンターの新増設で増える最大の電力は、2035年度に661万kWになる見込みです。電気の経験は、受変電の設備の工事と保守に生かせます。
- 建設の経験がある人国は、1か所でGW級(100万kW級)の電力を使うデータセンターの集積拠点を複数作る方針です。建設の経験は、建物と冷却の設備の工事に生かせます。
- ITの経験がある人データセンターを各地域に置く動きが、今後始まる見込みです。ITの経験は、サーバーとネットワークの構築と運用に生かせます。
- ビルメンの経験がある人新設するデータセンターには、電力をむだなく使う基準が設けられる予定です。ビルメンの経験は、電気と冷却の設備の運用に生かせます。
自分の道筋を確認する
今の仕事の経験を選ぶと、向いている職種・必要な資格・最初の一歩がわかります。
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出典
電力広域的運営推進機関「全国及び供給区域ごとの需要想定(2026年度)」(別添表1-1 データセンター・半導体工場の新増設に伴う個別計上値)
総務省・経済産業省「ワット・ビット連携官民懇談会取りまとめ1.0」